自分たちで作ったものは責任がある。だから日々、修行中

お墓を建てることは、お客さまにとって簡単なことではないと思います。お墓は、家を建てることと同じくらい重要なことだと考えます。決して安い買い物ではないからです。
お客さまが建てられるお墓は、子供さん・お孫さんの代、いや、それ以上に引き継がれていくものと思います。
だからこそ、丈夫なものを作りたい、そんな思いでやっています。
今の時代、耐震補強をするのはあたり前のことだと思います。各石材店によって施工方法は違うと思いますが、石龍(いしたつ)では、これは最低ラインと考えています。
100%倒れないと言い切れませんが、やれることはすべてやる。だからこそ石龍では設計から施工までを自社社員で行います。自分たちで建てたお墓には、責任がある。
お客さまが納得される、自分たちが納得する、お墓石づくりに日々が修行です。

故人の好きだったお花を彫りました

耐震技法の一部です

量産デザインでは満足できないお客さまへ 手彫りでしか作れない"もの"でも

 「ここに手書きの文字を入れたい。」「ここに亡くなったあの人が生前好きだった花を彫ってあげたい。」「あの子が好きだったサッカーのボールを対で置きたい。あの子が持っていたサッカーボールの傷も再現してほしい。」「墓石の形を車のような流線型にしてほしい」と、お墓に託す思いは皆さまそれぞれです。石龍ではできる限りお客さまのご希望に沿えるように日々技術を磨いております。
 私たちのつくるものの一つに石臼があります。静岡ならではの緑茶をひくと粉茶になる優れものの石臼ですが、この溝は手彫りでなければきれいな粉になりません。機械で石臼の溝を作っても使い物になりません。手彫りでなくてはダメだとは申しませんが、手彫りでなければ出せないものも数多くあります。石龍では日本の古くからある伝統の技も守り続けていきたいと願っております。

経験と勘による字彫り風景

石臼の溝を調整